この度、わたしたちMatchæologist®(抹茶オロジスト)は現代アートやアーティストをフィーチャーしインタビューするメディア"cite(シテ)"をスタートしました。
わたしたちがなぜ今このメディアを立ち上げるに至ったか、お話ししたいと思います。
伝統の継承は変容することである
わたしたちMatchæologist®(抹茶オロジスト)というブランドは、京都宇治の伝統的な職人技術によって丁寧に手間をかけて作られた茶葉に感銘を受けたところから始まりました。
同時にその素晴らしい抹茶を作る職人や技術が失われつつある現実を知り、伝統的な製法や技術を後世に継承するために世界中に広く普及させるべくスタートしたのです。
わたしたちMatchæologist®は、抹茶ブランドとして伝統的な茶道文化に敬意を払いつつ、現代的な感覚を取り入れ毎日の儀式を追求しています。
伝統を継承していくために在り方を変容させていくことは、どんなものにも当てはまる方法です。
例えば、京都という街からはそれが自然に為されていることを感じます。
古きの中に新しい息吹が、新しきの中にいにしえの余韻が含まれています。
だからこそ京都は今もずっと古都としての魅力だけでなく活気ある先進的な街として認識されるのでしょう。
同じように、これまでの伝統やモノコト、現象を再定義し独自の方法で表現している先駆者たちは意識的あるいは無意識的にこの変容を生み出し藝術として昇華しています。
土地や歴史、古からの智恵、自然のことわりを掬いとっていきながらもそれらのエッセンスを洗練させていくその姿は、穏やかでありながらも真摯さと静かな強さが感じられこちらの背筋が伸びる思いがします。
彼らをご紹介することで皆さまにもまるで抹茶を点てて飲んだかのように、穏やかな深みと、凛とした感覚を味わっていただけましたら幸いです。
どうぞお時間のある時にじっくりと味わってみてください。
【概要】新メディア"cite(シテ)"について
国内では抹茶ブランド初*となる現代アートにフィーチャーしたメディア"cite(シテ)"。
「シテ」とは能における"表現者"または"主役"を意味します。またラテン語で「cite」とは"駆り立てる""動かす"という意味を持っています。
「人の心を動かす表現者たち」、静かに穏やかに躍動するアートやアーティストにフィーチャーしたインタビュー記事をお届けし、皆さまに抹茶を飲んだ後のような凛とした心地よさを感じていただけたら、と茶の湯に纏わるアーティストプロデュースを手掛ける株式会社無茶苦茶( https://mucha-kucha.co.jp/ )とともにこのメディアをスタートする運びとなりました。
英訳もあり、国内外の方々へ広くお届けいたします。
#1 Ray Kunimoto(artist) "音で美意識を哲学する"
#2 中井 波花(陶芸家) "思考の堆積が生み出す新しい陶芸"
#3 北嶋 竜樹(作家) "食で繋ぐ世界、食と紡ぐ物語"
*当社調べ