緑茶の一種である抹茶の歴史は中国に始まり、1191年に日本に渡り広がり始めました。抹茶は400年の時を経て日本の茶事や禅と深く絡み合い、現在好まれているお茶へと進化しました。他のお茶の種類と異なり、抹茶は独特な手法で育てられた茶葉を石臼で粉末状にしたものを使用します。抹茶は煎じる際、単純に混ぜるのではなくお湯で泡立てます。この様に茶葉全体を使用することにより、他のお茶からは得られない複雑な風味に加え、より多くの栄養素の摂取が可能となります。それにより、抹茶は上質な珍味と共に現代の天然万能薬として知られるようになりました。
高い評価を得ている抹茶は、高級ワインと同様に嗜むことが出来ます。アーティザン・グレード抹茶には優れた色合い、香り、味わいといった3つの特徴があります。最高級の抹茶は茶緑色ではなく青緑色であることで知られています。また、一般的な抹茶の特徴である渋い干し草の様な風味に比べ、アーティザン抹茶は新鮮な若菜の香りに加え芳醇なバターのようなまろやかな甘さがあり、正しく淹れた抹茶には滑らかな舌触りや、豊満な味わいと甘美さに加え、フローラルな香りもあります。優れた抹茶は時にグリーン・エスプレッソと謳われる程豊満かつ滑らかな口当たりで、苦味をほとんど残さない絶妙な後味が最大の特徴です。
日本の仏教徒である栄西により、抹茶は「茶は養生の仙薬なり」(喫茶養生記、建暦元年)と記述され、抹茶は最も純度が高く効能があり、自然薬として長く取り入れられました。現代の科学調査を経て抹茶には自然発生の抗酸化物質(通常の緑茶に比べ訳137倍)、アミノ酸、ビタミン、フラボノイドや必須ミネラルを多く含む事が判明しています。テアニンを多く含み、ストレスや緊張を緩和する作用があり、数時間平静な精神覚醒状態も得られることで知られています。また、コーヒーには飲んだ1、2時間後に「気怠さの余波」が発生することもありますが、抹茶にはその特性がなく、僧侶は瞑想の前に、武士は戦いの前に精神力を高めるために飲まれていたようです。
美食家を唸らせる嗜好品としてだけでなく、この様に優れた健康利益を有する抹茶は、近年世界中の健康マニアや食通の間でも愛されています。
これらの情報は抹茶をより詳しく知るためのお役に立ちましたか?Matchæologist製アーティザン抹茶の品質と繊細な味わいをお楽しみいただけることを心から願っております。